C言語の環境構築について
目次
想定読者
C言語をこれから学び始めようとしている人
必要知識
無し
実際の方法
初心者がC言語を学ぶ上で環境構築は壁となると思います.そこで電通大の方向けにいくつかC言語の環境構築の話をしたいと思います.
コンパイラが必要という部分の説明を省略します.簡単に言うとC言語は人間が読めるアルファベットの文字列から機械語に翻訳して実行できる形式にする必要があるから,それができるものを入れましょうという話です.
solにログインして使う
これが早いです.コンリテの授業でsshのやり方はある程度学ぶはず.solにはすでに準備済みなのでこれでもよし.
ただ,solでのソースコード記述はエディタがいつものやつ使えなかったりと制限は大きいかもしれません
各種Webサイトを使う
- paiza.io
- wandbox.org
- cpp.sh (C++専用だが) などを使って言語を選択してソースを書けばインストールの手間もなにも必要なし!お手軽だね!
MinGWを使う (Windowsのみ)
これはよく紹介される方法ですが,初心者はつまづきがちなんですよね. 環境変数を通さなければいけないというのが大変.
導入方法としてはこの辺がわかりやすいのかも(Link)
環境変数について
注釈です.もともとこれがなんだかわからない人向け説明です. 例えばMinGWを
D:\Program Files\MinGW
という場所にインストールしたとしましょう.コンパイル(実行できるように)するときのコマンドは
gcc test.c
が基本ですね.このgccっていうのは何かというと,
D:\Program Files\MinGW\mingw64\bin\gcc.exe
です.つまり,以下の命令は同じものを指します.
gcc test.c
D:\Program Files\MinGW\mingw64\bin\gcc.exe test.c
ただしこれは環境変数が通っている場合です.環境変数のPATHは何をやっているか想像つきましたか?
(一瞬の間)
そうです!場所の省略です.厳密ではない表現な気がしますが,初学者はこのレベルの理解で大丈夫だと思います.命令を実行するファイルの位置を教えることをPATHを通すなんて言ったりしますね.
Linux系統の環境でgccをインストール
Windows10ならWSL経由とかでも大丈夫.例えばUbuntuとかだったら
sudo apt install build-essential
などやると色々まとまって入ってくれる中にGCCというコンパイラが含まれているので,gcc -v
と打ってversion情報が出たらOK
まとめ
結局どれがいいかよくわからんとなったかもしれないので,まとめると
- 環境構築からいろんな知識をつけつつ頑張る
- gccの環境をインストール(MinGW or apt install gccなど)
- コードを書く勉強がしたいから環境構築に手間をかけられない
- 各種サイトを使おう!
- 環境構築はしたくないけどサイトだとできないことがありそう
- solは環境構築後の完成品なので使おう!
といったかんじかな.それではまたいつか
おまけ
Twitterのシェアボタン作ろうとして22:56まで時間かけた.結局できなかった.悔しい.